「企業研修」への想い【石川和夫】

 思い返せば30代半ばは私にとって大変苦しい時期でした。何をどう工夫してもコンビニ3店の経営が思うように進まなかったのです。

 「自分にはまだ経営に対する知識やスキルが不足しているのだ」と考えた私は、経営を体系的に学ぼうと中小企業診断士の勉強に取り組みました。幸い勉強仲間に恵まれ資格も取りましたが、経営状況はあまり変わりませんでした。

 そんな時に出会ったのが「コーチング」でした。

 

 私はコーチングを学びながら、採用面接や社員・アルバイトのトレーニング、業務の打ち合わせや目標面談などに積極的に活用しました。するとどうでしょう、3ヶ月経った頃には社員やアルバイトの働いている時の表情が明るくなり、「ホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)」が増え始めたのです。さらにコーチングを活用し続けた結果、離職率は低下し、1人ひとりが積極的に行動するようになり、私は経営を順調に進めることができるようになりました。

 

 つまり、私に不足していたのは「経営に対する知識やスキル」ではなかったのです。社員やアルバイトが自発的に働きたくなるような『コミュニケーション環境を整える』ためのスキルと、社員やアルバイトの能力や可能性に期待をかけるマインドだったのです。

 

 いかに自分が社員やアルバイトに「仕事をやらせるか」ばかりを考えていたか痛感した私は、また、経営者や管理職者にとって必要なのは、部下が「自発的に仕事をしたくなる職場環境を作ることだ」と実感しました。

 

 そして私は、自分が経営に苦しんでいた時に新たな解決の道を示してくれた「コーチング」をできるだけ多くの経営者・管理職者の方に「知ってもらいたい」「活用してもらいたい!」という想いから、人材育成コンサルタントとして独立したのです。

 

【私の好きな言葉】

「人が仕事で失敗するのは、仕事に対する知識や経験が足りないからではない。

 そこに人間関係が築けないからである」

アルフレッド・アドラー:オーストリアの精神科医・心理学者)

 

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