
1.課題への取り組みからの学びと課題(代表事例:原文のまま、敬称略)
■○○ △△(□□店:店長)
今回、コーチング・サイクルを活用して気づいた点は、今までは最初から結論を出し、単に指示やアドバイスをしていただけのコミュニケーションを取っていたことでした。そのため、部下からすればやらされているという気持ちが残り、モチベーションが上がらなかったのだと思います。今後は部下自身に考えさせる機会を意識的に与えていくようにします。
また、コーチング・サイクルを活用したパン部門は、店長として一番知識の不足している部門でした。そのため、深いコミュニケーションを取りづらい面がありましたが、相手からパンに関する話を聞きだせるスキルを身につければ、予想以上に深いコミュニケーションがとれることも学びました。
【コメント:石川】
結論を先に出して、単に提示するだけでは、一方通行でコミュニケーションにはなりませんね。課題に取り組む中で、そこに気づかれたことは大きな発見です。また、パンの専門知識が無くても「部下とのコミュニケーションを深め、行動を促していくことは可能だ」ということを学ばれたことも大きな成果だと思います。この点については、拙著「現場を活かすコーチング」のまえがきをご参照ください。 |
■△○ □△(□□店:店長)
今回の課題取り組みにより、売り場作りについて、本人の考えていることと私の考えていることの相違点を発見。お互いの意見をぶつけることで、目標に対して共通認識を持つことができました。
【コメント:石川】
これは素晴らしいことですね。日常の業務の中でお互いに分かっているつもりでいながら、実際には認識がズレているため成果が出ない、人間関係が悪化するということは多いものです。しかし、このようなコミュニケーション機会を定期的に持つことにより、仕事がよりスムーズに進めば、面談のために要した30分間という時間の何倍もの時間を節約することが可能となります。 |
2.質問事項への回答
■△ ○□(○○店:店長)
自分からあまり話をしないタイプの部下について、対処法を教えてください。
【回答:石川】
「自分からあまり会話をしないタイプ」、確かにコミュニケーションが取り難い相手ですね。コーチングでは、人による行動特性の違いに焦点を当て、それぞれに対応したコミュニケーション手法も学びます。このような無口な人は「慎重型」と言われ、事実や仕事の質を重視する傾向があります。そのため、「正しさ」に価値を置き、間違いを嫌う傾向が強く、思っていることを気軽に口に出すことをためらいます。このような部下とコミュニケーションをとる場合には、前もって(数日前など)話したいテーマを伝えておくと効果的です。 |
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